薬物乱用防止教育認定講師養成講座
概要
薬物乱用問題は依然として全世界的な問題となっています。わが国においても、2023年の薬物事犯の検挙人数は13,330人と前年を上回り、このうち覚醒剤事犯は5,914人とやや減少したものの、大麻事犯は6,482人と過去最多となり、統計を開始してから初めて覚醒剤事犯を上回る事態となりました。(警察庁)特にSNSの誤った情報による若者層への浸透とその乱用は引き続き懸念されています。更に合成麻薬MDMAやLSD、コカインの乱用も増加傾向にあります。また違法薬物だけでなく、ドラッグストアで購入できる市販薬の過剰摂取による救急搬送も急激に増え続け、特に10代の若い人たちへの注意喚起が専門家から指摘されているところでもあります。これら問題の解決のためには、警察等による取締りとともに、学校・家庭・地域社会が一体となって、薬の正しい使い方や薬物乱用に関する正確な知識を身につけ、薬物乱用防止啓発活動を進めることが重要です。
薬物乱用を防止するためには、小学生、中学生の時に薬物乱用に関する正しい知識を身につけさせることが効果的とされており、文部科学省も小学校・中学校などに薬物乱用防止教室の開催を求めています。しかし、近年学校と地域との連携は薄れており、子供たちの心に響く薬物乱用防止教育を行うことが益々困難になってきています。またそれを実践できる講師の数も限られているのが実態です。
そこで、ライオンズクラブの社会奉仕の精神を活かし、会員が地域で子供たちを見守るおじさん、おばさんとして語りかける薬物乱用防止教室を進めるため、1997年にこの講師養成講座が始められました。講座を修了された方々が地元の学校に赴いて薬物乱用防止教室を開催することは、子供たちの健全な育成を推進すると同時に学校と地域をより密接に結びつけることにもなります。
この講座は、厚生労働省、警察庁、文部科学省、こども家庭庁(前内閣府)の後援を受け、(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターとライオンズクラブ国際協会333-E地区の共催で開催します。これまでに受講したライオンズクラブ会員の皆さんがすでに全国で薬物乱用防止教室を開催して成果を挙げており、関係機関からも高い評価を受けています。
薬物乱用防止教育認定講師養成講座 | |
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日時 | 2025年2月19日(水) (受付)12:20- (講座)13:00-16:25 |
場所 | クラフトシビックホール土浦 小ホール |
主催 | |
後援 | |
受講者 | L根本栄・L清水正建・L石川誠浩 |
内容
- 開講式(13:00-13:15)
- 開会(司会)ライオンズクエスト・薬物乱用防止副委員長 L黒澤清訓
- 挨拶 ライオンズクラブ国際協会333-E地区ガバナー L椎名健二
- 委員長挨拶 ライオンズクエスト・薬物乱用防止委員長 L石井徹
- 資料説明 ライオンズクエスト・薬物乱用防止副委員長 L黒澤清訓
- 啓発動画視聴講座(DVD)(13:15-13:35)
「Think about drugs!~私たちの選択~」
(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター制作 - 基礎講座(医学知識)「薬物乱用と心身への影響」(13:35-13:55)
(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター編集 - 専門講座「行政事情1薬物犯罪等の現状」(14:00-14:30)
茨城県警察本部 組織犯罪対策第二課 係長 照沼洋平 様
≪休憩≫(14:30-14:45) - 専門講座「行政事情2薬物乱用対策の取り組みについて」(14:45-15:15)
茨城県保健医療部 医療局薬務課 係長 児玉直人 様 - 実践講座(ライオンズクラブにおける薬物乱用防止活動)(15:20-16:00)
- 講座のまとめとセンターからのお知らせ(16:00-16:15)
(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センター 企画部長 加藤康樹さん - 閉講式(16:15-16:25)
- 閉講謝辞 333-E地区ガバナー L椎名健二
- 閉講の挨拶 ライオンズクエスト・薬物乱用防止委員長 L石井徹
Hitachinaka Best 56373 1R-2Z Dist.333-E, JAPAN